2009年11月
2009年11月12日
アポ電詐欺、急増、携帯の番号変わったと事前連絡で警戒緩ます
被害者宅に、携帯電話の番号変更を伝える電話を事前に入れて警戒を緩ませる「アポ電」の手口のオレオレ詐欺が10月に急増し、全体の7割を占めたことが分かった。オレオレ詐欺被害の8割以上が東京、愛知など6都県に集中していることも判明。警察庁は「振り込め詐欺に対する注意力が低下し、すきが生まれている。番号が変わった、という電話は詐欺の予兆」と注意を呼びかけている。
10月(1〜27日)の振り込め詐欺の認知件数は469件で被害総額は7億9251万円。このうち、オレオレ詐欺は255件(前月同期比30件増)、4億9998万円(同1億3967万円増)で、それぞれ全体の54.4%(同7.1ポイント増)、63.1%(同5.5ポイント増)を占める。
警察庁によると、統計を取り始めた04年7月以降、オレオレ詐欺の割合が5割を超えたのは04年の2回だけで、この10月の多さは際立っている。このうち、警察官をかたり、キャッシュカードを実際に受け取りに来る手口を除いた238件(未遂3件含む)のオレオレ詐欺被害のうち、アポ電を伴うものは約72%に上った。
アポ電の手口としては、都内のある被害者宅に次男を名乗る男から「携帯をトイレに落としたから番号が変わった。声が変なのは風邪を引いてるから」と連絡があった。その1時間後、再び男が電話をかけてきて「同僚の借金の保証人になった。200万円貸して」と懇願したため、被害者は指定口座に全額を振り込んだという。
11月12日 毎日新聞
10月(1〜27日)の振り込め詐欺の認知件数は469件で被害総額は7億9251万円。このうち、オレオレ詐欺は255件(前月同期比30件増)、4億9998万円(同1億3967万円増)で、それぞれ全体の54.4%(同7.1ポイント増)、63.1%(同5.5ポイント増)を占める。
警察庁によると、統計を取り始めた04年7月以降、オレオレ詐欺の割合が5割を超えたのは04年の2回だけで、この10月の多さは際立っている。このうち、警察官をかたり、キャッシュカードを実際に受け取りに来る手口を除いた238件(未遂3件含む)のオレオレ詐欺被害のうち、アポ電を伴うものは約72%に上った。
アポ電の手口としては、都内のある被害者宅に次男を名乗る男から「携帯をトイレに落としたから番号が変わった。声が変なのは風邪を引いてるから」と連絡があった。その1時間後、再び男が電話をかけてきて「同僚の借金の保証人になった。200万円貸して」と懇願したため、被害者は指定口座に全額を振り込んだという。
11月12日 毎日新聞
2009年11月06日
就活学生狙い強引勧誘 高額セミナーや講座 トラブル相次ぐ
就職活動中の大学生が就職相談として、高額な英会話教室などに勧誘されるトラブルが相次いでいることが、国民生活センターのまとめで分かった。消費者庁は文部科学省を通じ、全国の大学などに注意喚起を要請した。
センターによると、トラブルの多くは会社説明会の会場から出てきた学生を呼び止め、就活に関するアンケートを実施。後日、「就活に役立つ話が聞ける」などと電話をかけ、高額な英会話教室や自己啓発セミナーに勧誘する手口。「このままでは就職はうまくいかない」と学生の不安につけ込み、強引に契約させるケースも目立つという。
同様のトラブルは平成16年以降、1044件寄せられ、年々増加。今年は9月末までに昨年同期を20件上回る96件の相談があった。平均契約額は67万円と高額で、外国語教室やセミナーのほか、資格講座やパソコン教室を契約させるケースもみられた。
11月6日 産経新聞
センターによると、トラブルの多くは会社説明会の会場から出てきた学生を呼び止め、就活に関するアンケートを実施。後日、「就活に役立つ話が聞ける」などと電話をかけ、高額な英会話教室や自己啓発セミナーに勧誘する手口。「このままでは就職はうまくいかない」と学生の不安につけ込み、強引に契約させるケースも目立つという。
同様のトラブルは平成16年以降、1044件寄せられ、年々増加。今年は9月末までに昨年同期を20件上回る96件の相談があった。平均契約額は67万円と高額で、外国語教室やセミナーのほか、資格講座やパソコン教室を契約させるケースもみられた。
11月6日 産経新聞