2014年12月21日

偽の銀行カード送付→本物入手狙う 青森県内で新手特殊詐欺未遂2件

県警は20日、偽のキャッシュカードを送りつけ、本物のキャッシュカードや暗証番号をだまし取ろうとする詐欺未遂事件が県内で2件発生したと発表した。県警は新手の特殊詐欺の可能性があるとして捜査している。

県警によると12月上旬、八戸市在住の70代女性方に県内の銀行行員をかたる男から「あなたの個人情報が流出している。悪用防止のために新しいキャッシュカードを発行する」との電話があり、16日ごろに女性方に女性の名前が書かれた偽のキャッシュカード1枚がレターパックで郵送されてきた。カードのほかに「同封した封筒に、旧カードを入れて返送して」と指示する文書と返信用封筒、新旧の暗証番号を記入する用紙、約款が書かれた書類などが入っていたという。不審に思った女性から話を聞いた娘が八戸署に相談し、事件が発覚した。

19日にも青森市の60代女性から同様の相談があったという。2人とも実際にカードや書類を返送しておらず、被害はなかった。

他県でも類似した手口の詐欺未遂事件が発生していることから県警は「キャッシュカードの郵送を求める文書が送付されてきた場合は、すぐに警察に相談して」と警戒を呼び掛けている。

Web東奥 2014年12月21日

sagihanzai at 11:36│ 詐欺 
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